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暮らしと産業を支える港運
天然資源に乏しい我が国は、鉄鉱石や石炭、石油、ガスなどの原材料やエネルギー源、食料の多くを海外から輸入し、これらを用いて付加価値の高い製品を生み出し、海外へ輸出しています。また、近年は、アジア諸国の経済発展に伴い、これらの国々で生産された安価で良質な電化製品や繊維製品あるいは半製品が多く輸入されるようになりました。
これらの輸出入貨物の実に99%以上(重量ベース)が船による海上輸送で運ばれています。船によって運ばれてきた貨物は、港で港湾運送業者の手によって陸揚げされ、その後、トラックなどに積み替えられて、私たちの手もとに届きます。また、輸出貨物は、反対に、港湾運送業者の手によって船積みされ、海外へと輸送されています。
港湾運送業者は、海陸の輸送を円滑に結びつけることを通じ、我が国の暮らしと産業を支え、日本経済の生命線を担う重要な役割を果しています。
激しさを増す港湾間の競争
製品や生活物資の殆どを取り扱うコンテナ貨物は、今や、1億TEUの大台を超えて、世界中の隅々にまで運ばれています。アジアでは、中国やインドの発展に加え、インドシナ半島が急速に目覚めはじめ、港湾の取扱貨物量は、北米・ヨーロッパをはるかに凌駕するようになりました。
これに対し、我が国港湾の取扱貨物量は、相対的低下が著しく、北米・欧州を結ぶ基幹航路では、大手コンテナ船社が、船型の大型化から、日本への直接寄港を削減する動きを見せています。このような動きが続けば、コンテナ輸送にかかる時間の増加やコストの上昇等により、国民生活への影響は勿論、産業の国際競争力の低下にも結びつくことから、港湾の国際競争力の強化が強く求められています。
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